blog de ジロン

アクセスカウンタ

zoom RSS 47 氏の逮捕

<<   作成日時 : 2004/05/10 22:11   >>

トラックバック 0 / コメント 0

 Winny を公開していた 47 氏が著作権法の公衆送信権違反ほう助の容疑で逮捕されました(参考リンク)。

 そもそもの問題点として逮捕すべき要件を満たしているのか、或いは有罪にできるだけの法的根拠が在るのかと言った根本的な意見もありますが(なので逮捕した京都府警もこんなコメントせざるを得なかったのでしょうけど)、一部で(意図的な?)勘違いも生んでいるようですので Winny について書いてみます。

 Winny はよく言われるように著作権を台なしにするソフトではなく、正確には著作物の既存流通システムを破壊する方向性を示したソフトです。以前から「おるぐ」の愚痴の方では幾度か書いていましたが、違法コピーを撲滅するのは基本的に不可能です。であれば、それを踏まえた上でそこから著作物に対価の支払われるシステムを構築する方がより建設的であろうと考えます。そしてそれは既存の流通システム上では実現し得ず、この点で 47 氏と私の考えは一致しているか非常に近いものです。実際問題、著作権者よりもそれをコピーして流通させる隣接権者の方を厚く遇する方向へ著作権法自体が流れており(話題の輸入権創設なんて最たるものです)、それは決して本来の著作権者へメリットをもたらすものか疑問に感じています。Winny は例えばアクティベーションや課金のシステムがキチンと確立された後ならそう言った中間流通をすっ飛ばしてユーザから著作権者へ見合う対価を直接支払うことが可能になり、本来のお互いの立場に立ち返れる可能性を秘めているのではないかと考えています。そしてそーゆーシステムの構築へ向かうことがお互いのためではないかとも。

 ちなみに、私が将来「凧おるぐ」を閉めざるを得なくなった場合、「プロテクト誤爆被災者の会(仮)」のコンテンツはアーカイブして何らかの P2P へ流すつもりでいます。コンテンツがキャッシュされる Winny がそー言った用途へは大変有用なことに議論の余地はないでしょう。

 ところで、47 氏を有罪にするには略式起訴で 47 氏に起訴事実を認めさせるしか無いと思っているのですが。仮に 47 氏が罪状を否認して本格的な裁判になると、下手をすれば適用できる法律が無いことを露呈する結果に成りかねません。現実としては罰金刑で済むほう助罪で裁判するほどのメリットが 47 氏側に見当たらないので略式で終わる可能性はあると思いますけど、その場合何とも釈然としないものが残るのも正直なところです。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文
47 氏の逮捕 blog de ジロン/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる