47 氏に有罪判決...とは言うものの...

 ファイル共有ソフト Winny を開発して著作権法違反の幇助を行なったとして懲役1年を求刑されていた 47 氏に対して、京都地裁は罰金 150 万円の有罪判決を下しました。大手紙の報道では有罪の部分が大きく取上げられていますが、この事件で実際に著作権法違反をしたとされる正犯には懲役1年(執行猶予3年)が確定していることを考えると、相当に軽い量刑と言えます。

 判決の要旨を聞く限り”著作権侵害が蔓延することを積極的に企図していたとまでは認められない”と認定しており、この段階で幇助犯としての主たる犯意は否定されています。ではどこで幇助罪が成立したのかと言えば、著作権法違反が蔓延しているのにその対策を取らなかった”不作為”となってしまいます。正直、実に苦しいと感じますが、それ故に罰金刑と言う軽い刑罰なんでしょうね。裁判所的折衷案? と思ってしまいましたが、その割に影響が大きいのではないでしょうか。つまり未必の故意より更に前の段階(過失を含む?)でも幇助罪が成立するとの判決になっているからで、よく言われるソフトウェア開発の萎縮だけに留まらず、例えば極端な話、サーバのセキュリティホールを放置した結果踏み台に使われたら正犯共々罪に問われかねないと言うことにもなり、「妥当な判決」とか他人事みたいなコメント出してる場合ですか? > ACCS

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