Winny でファイル拡散防止の試みと Winny の先にあったかもしれないもの

 ネットエージェントが Winny 上で偽のキー情報を拡散させることで本来のファイルをダウンロードし難くするサービスを開始するそうです(参考リンク)。方法としては、実際のファイルと異なる転送情報を持ったキーのみ配布することで実際のファイルへ辿り着き難くするのかな、と予想しています。もしそれが正しいとすると、例えハッシュを指定しても偽のキー情報からは実際のファイルへ辿り着けないのでそれなりに効果はあるのでしょう。ただ、正しいファイルを取得できた人間が対策して再配布してしまうイタチごっこに陥りかねず、なる程根気よく監視して逐次対応することを考えたら継続的な有料サービスとしなければ破綻してしまうかもしれませんね。

 と言った感じで Winny を語る場合はファイル転送しか取り上げられないことも多いのですが、Winny2 から実装された BBS 機能について言及したコラムは珍しいです(参考リンク)。実際 Winny2 は無印 Winny から ファイル転送機能自体に殆ど手を付けられておらず、47 氏は BBS 機能に腐心していたように思えます。そして P2P による能動的なテキスト更新が可能になればいずれバイナリに対しても同じように更新が可能になります。その先にある可能性は、もっと評価されて然るべきと思っているのですが、たかが著作権保護(あくまでも敢えて)のためにその可能性が潰えつつあることを惜しいと思うのはマイノリティなんでしょうか。

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  • draft 向けジロン的な 2008/4/4

    Excerpt:  ん? 私のスタンスは以前からほとんど変わっていないのですけどね。例えばこんな感じで(と、反応してみる/笑)。 Weblog: blog de ジロン racked: 2008-04-04 22:02