プロテクトの採用とそのサポートのこと

 ビジュアルアーツがプロテクトとして Alpha-ROM を採用した3作目が Key のリトルバスターズ!です。販売本数的に以前の2作品はこのための採用テストと思っても良いくらいでしょう。ただ、そこまで用意周到に採用していながらリトルバスターズ!での誤爆サポート体制が非常にお粗末で、正直なところ呆れています。

 リトルバスターズ!同梱の用紙では、誤爆時に定型の確認事項の後、SETTEC の認証サイトでサポートを受けるように指示しています。ところが、この認証サイトではローカルで行っているチェック動作をオンラインで行っているだけなので、ハードウェア要因で誤爆している方はこのオンライン認証でもやっぱり誤爆してしまいます。ここは、例えば毎起動時にディスクを要求するようなタイトルがオンライン認証を受ければ以降ディスクレスで起動可能になる、と言った用途には使えるのかもしれませんが、誤爆の救済には役に立ちません。

 考えてみればそれも当然の話で、SETTEC が顧客のタイトルを勝手に認証レベル落として起動可能にする、なんてことができる訳はないのです。

 それはビジュアルアーツなり Key なりがするしかないのですが、今のままではその判断を誰も行わない体制になっており、困るのはサポートの持って行き場のない誤爆ユーザになります。

 何でこんなことになってしまったのでしょう。もう業界長いのですから、そんな基本的なことが判らないはずはないのですが。そもそも SETTEC の認証サイトが誤爆サポートに使えないことはビジュアルアーツが Alpha-ROM を初採用した ScrambleHeart と同日に発売された MAIKA の NOZOKI魔2 で散々指摘され結局は個別対応に改められた事例もあり、きちんとリサーチしていれば同じ轍は踏まなかっただろうにとか、こんなサポートしかできないメーカがプロテクトを採用することはユーザはもちろん業界的にも害悪でしかないとか、ゲームの本質とは無関係なところで情けなく感じてしまうのですよ...(もう、TGL/戯画みたく24時間サポートダイヤル用意しているようなところくらいしか採用する資格はない、とかね)

 取り敢えず誤爆しているユーザの方は、正規には他に手段がないでしょうからキチンとメーカにサポートを依頼してください。声を上げないと次も同じになってしまいます。

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  • ダメなものを誰もダメと言わなくなったら終わりですよ

    Excerpt:  最近、Alpha-ROM の誤爆サポートを SETTEC の認証サイトに丸投げするメーカが出てきました。以前にも指摘していますが、この認証サイトだけでは本当に誤爆しているユーザを救えません。そもそも.. Weblog: blog de ジロン racked: 2007-08-05 22:17