YouTube のプロモーション効果

 国内で YouTube に自社チャンネルを開設している GDH(GONZO)へのインタビュー記事が ITmedia へ掲載されています(参考リンク)。GONZO 作品ではありませんが、YouTube への潮目が変わったのは京都アニメーションが制作した「涼宮ハルヒの憂鬱」からでしょうか。国内でも今年前半の時点で8万セットを売り上げてヒット作となりましたが、放送していないはずの合衆国でもリリースしたところ6万セットを売り上げてしまい、大陸方面での海賊版の氾濫を観て強行一辺倒だった角川の態度をガラッと変えさせてしまったとも言われています。

 GONZO の場合も流石に本編丸ごとアップなどを許容するつもりはないようですが、どの程度まで容認(或いは黙認?)すればプロモーション効果を望めるのかの落としどころを探っているようにも思えます。

 その反面、興味深いのは国内での不振について DVD/HDD ハイブリッドレコーダの普及も一因に挙げていることです。一般論として録画データをアーカイブしやすくなったことは否定しませんが、それでも購入しているユーザは存在します。その購入するユーザ数に対してリリース本数が多すぎるのですよ。他の業界にも言えることですが、市場規模がほぼ固定化されている業界でリリース本数を増やせば単純に考えても1タイトルあたりの販売本数は減ります。ましてやタイトル間のレベル差が大きいと思われてしまっては下に観られた方は悲惨です。残念ながら GONZO はそこから這い上がらねばならない段階だと感じています(今年になって随分改善していると感じますが、手を広げ過ぎて1タイトルあたりのクオリティを落としてしまった感が大きいのです)。DVD/HDD ハイブリッドレコーダを敵と見なす風潮がコピーワンスのように病的な制限を加えたがる遠因にはあるのかもしれませんね(再生プラットフォームでもあるのですが、そー言った意識は無意識に無視されるようです)。

 ちなみに、上記一般論の通用しない拙宅では既にディスクメディアへの保存なんて考えられない段階です(以前はベータ/VHS テープへ溜めるだけ溜め込んでいながら引っ越しのときに殆どを処分せざるを得なかった経験則も生きてますか?/笑)。

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