産経が中共と同じ主張をするとは珍しいものを観た(まて

 産経新聞がその主張(他紙で言う社説)にて、東京都の青少年健全育成条例改正案への賛意を示しています(参考リンク)。曰く「改正案は妥当である」とのこと。

 うん。全く以て「こっち側」の特性を判っていない。

 都側は場面やランドセル等の特徴から明らかに18歳未満と判るもの云々と言った説明をしていますが、そんな網を被せたって今でも氾濫している人外キャラが更に増えるだけです(長寿の種族から化け物から動物の擬人化まで)。どうするんでしょうね? 今度は設定無視して二次元キャラの身体的特徴から18歳未満だと判断するのでしょうか。誰が、どうやって。

 永井豪が「ハレンチ学園」が規制されると言ったら都の担当者は「ハレンチ学園」は対象外ですとコメントを出したそうですが、ならハードルの上がる「けっこう仮面」はどうなるんでしょう、「バイオレンスジャック」は流石にアウトでしょう、みたいに、できあがってみないと誰も判断してくれませんしできません。そしてそれは誰が、どうやって行うのでしょう。

 結局は誰がどのようにそれを判定するのかに帰結するのですよ。行政がやれば検閲ですし宗教屋がやれば歪み、業界がやれば(天下りの圧力とかも含め)変な利権が生まれます。基準を何も示さず条例だけ作りましたから半年後に従ってください、で納得できる当事者は居ません。ましてやそれが憲法に抵触しかねないとなれば、監視者たるマスコミはそれを指摘するのが本来の役割でしょう。「国家の安全や、公共の利益に有害な情報を防ぐ必要がある」と主張して検閲を正当化している国を笑えやしません。

 あと、「こっち側」の業界も大人しく嵐が過ぎるのを待っていたって、より踏み込まれるだけだってことをいい加減学習しましょう。撤退を繰り返して戦線を縮小していっても最後は籠城戦しか残っていませんよ。

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